2014年 07月 30日
映画 チョコレートドーナツを観て |
高松にあるミニシアター「ホールソレイユ」で映画「チョコレートドーナツ」を観ました。
ブログで知り合った眞由ちゃんがオススメしていた映画で予告編を見ただけで、その映画の存在感の大きさに公開されたら絶対見に行こうと決めていました。
物語は1979年、カリフォルニア。
シンガーを夢見ながらもショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。正義を信じながらもゲイであることを隠して生きる弁護士のポール。母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年マルコ。
世界の片隅で三人は出会い、家族になった。
しかし、まだゲイに偏見も差別もあった時代、ルディとポールのゲイのカップルに育てられているということが問題になり、マルコと二人は引き離されてしまう。
この映画が始まったとき、私はこの物語の結末がすぐに分かった。なぜだかわからないけれど。
ゲイという言葉が映画の中ではたくさん出てくるが、そもそも「ゲイ」という言葉自体が当事者には失礼なんじゃないかと思った。
映画の中でのルディとポールのカップルはとても仲がよくて、お互いを信頼していて、お互いを応援している。
ルディを演じたアラン・カミングの慈悲に満ちたまなざし、ポールにからみつくルディの腕・・・どこからみても女性なのだ。いや・・・ここでは女性だとか男性だとか関係ない。二人は愛し合っているんだ。私にはその愛し合っている二人の姿が美しく見えた。そしてこんなふうに関係を築ける二人とマルコがうらやましいと思った。
劇中のアラン・カミングの歌も見事でした。映画とぴったり、そして情感のこもった歌声は私を魅了しました。
チョコレートドーナツを観て、私は人間をうわべで見たりせず、本質を見てあげられる人間になりたいと心から思いました。
人と違うところがあると、とかく世間は排除したがるけれど、そんなんじゃダメだ!
人を愛すことって切ないけど素晴らしいって思える映画でした。
アランの熱唱が印象に残る映画でした。
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ぺこり。
by go_midorimushi
| 2014-07-30 22:20
| 雑感